こんなくだらない感想まで読みに遥々?こんなページにまで来て頂いて・・・なんてご奇特な方なんでしょう。
非常に曲がりきった煩悩の部分のみで書き綴ってあります。ほんとにどうしようもない文章ですので、読んでから文句言わないようにお願いしますね。結局自分、こんなことしか考えられない奴なんです。笑い飛ばして下さいませ。
(裏なので壁紙ピンクなのさ(^^ゞ)




さて、ビデオ・LD・DVDも無事発売になりましたので、ちょっと違った意味(笑)で感想なんか書いてみたいと思います。

あっ、それから最初に言っときますが、私、映画に出てくるキャラクターはみんな好きですから、誤解のないようにお願いしま〜す。とは言ってもここに書いてあるのは若干名に限られていますが。


sigure-1.gif一部友人達の間で異常なまでの盛り上がりを見せているカップル?最初はやっぱりゲストキャラのお二人、時雨・厳達でしょう。この二人って別に邪な視線を向けて見なくても、どう見てもなんかねぇ〜 仲良過ぎるよ。2ショットの場面が多過ぎ!京の橋の上然り、磐梯山の山頂然り、ああいう二人だけの世界がこれでもかって展開されてて作り手、狙ってるのか?とか思ってしまいました。これって決して私だけじゃないと信じます。まあ、2人の友情(?)を際だたせたいからなんでしょうけどね(ほんとか?)。

時雨は二言目には「厳達、厳達」ってうるさいくらい言ってましたよね。あの執着って幕末時、自分の判断ミスで死なしてしまったからって言うだけじゃ無いように感じたんですよね。それだけ結びつきが強いってことなんでしょうけど、普通は十年以上も経って、一人の人間の死にここまで執着するか!他にもその判断ミスで亡くなっている人もいるわけだしね。いくら親友でも固執のし過ぎじゃないかな。しかもあとあと、いくら身寄りが無いとは行っても厳達の妹まで引き取って・・・なに考えているんでしょうかねぇ〜、この人(笑)。gen-1.gif

もしかして朱鷺ちゃん引き取ったのって朱鷺ちゃんが当然持っている筈?の厳達のお位牌を手元に置きたかったからとか。(←いくらなんでもそんなことはないって(笑))やっぱり厳達との結びつきを無くしたくなかったのかなぁ〜。それにしても朱鷺ちゃん、ただ厳達の妹という立場だけで引き取られたんなら不幸ですねぇ〜。何でってだってね、これ見よがしに厳達の替わり(髪型似てるし)って感じしかしないし、あの広いであろう屋敷で家政婦代わりにおさんどんまでやっているみたいだし。朱鷺ちゃんも親戚とかいてそちらに引き取られてれば違う人生あったでしょう。まあ、本人はあの立場でも満足しているようだったからいいと言えばいいんでしょうけど。それにしても罪作りな奴だよね、時雨って!

で、鈴屋の襲撃の場面で時雨が血相変えてかけ込んでくるシーンもねぇ。他の人達の心配もしてやれよ!とか思っちゃいましたよ。生き残りを調べてみるとかさ。厳達はさ、強いんだから普通はほっといても平気なんだからぁ。まあ、あの場合、普通は当然元気で生き残っているはずの厳達が目の端にも入ってこないんだから焦るのもわかるけど、それにしてもねぇ〜、あの扱いの違いはすごいなって思っちゃいましたね。好きな人と雑魚は比べ物にならないてことか。トホホ。

そして大使館襲撃時、初めて剣心と剣を交えて厳達を斬ったのが剣心だって気がついた時のすごい形相ったら。何十年も探していた仇にようやく巡り会って思わず「貴様かぁ!」って叫んでしまったって感じでしたね。恨みがびんびん篭って聴こえたんですよ。上野山での剣心との闘いの時には物分かりの良いこと言ってましたけど、やっぱり咄嗟の時は本音がポロッと出るのかな。

その闘いに時雨が負けた時、剣心に向かって「俺よりおまえ(厳達)の死を重く見ていた奴がいた」って言って負けを認めてましたけど、これって実質的な剣の腕だけじゃなくて心情的に負けたってことで、ここで大切なのは“俺より”ってとこでしょう。要するにこれは「俺は厳達のことをこんなに思っている」ってことですよね。そして「それでも負けた」って考えて敗北を認めたように思いましたね。死の間際、最後の最後まで厳達のこと考えてましたもんね、時雨は。ああ、朱鷺ちゃん不幸〜〜〜。


剣心と左之もいつもなかなか仲良しで良いんですけど、今回の映画はまたそう思う所が多くて、私は見ていて楽しかった?ですわ。冒頭横浜に行った時、時雨が立ち回っている場面で剣心が新手を遮っていたのを、最初に感じて駆け寄るなんてことやってくれてますよね。「剣心のことしか見てないのか、おまえは」とか思ってしまいましたよ。薫ちゃんなんか一拍遅れて「剣心どこ?」なんてお間抜けなこと言ってたし。その時、剣心が石の上に乗っかって左之と話してる場面なんか可愛いなぁ〜って思っちゃいました。sano.gif

神谷の屋敷の夜の縁側でのツーショットも見ようによっては(よらなくても)何だかなって場面だったかな。だいたいなんであんな時間(多分もう夜)に神谷の家にいるんだよ、左之。「気になるんだろ、時雨のことがさ」って剣心に言ってるけど、私には左之が時雨のことを気にしてる剣心のことが気になって仕方ないみたいに思えましたね(大曲がりな思考)。津南のとこに行って時雨の情報収集してたのだって結局剣心が気にしているからでしょ。左之自身は別に時雨のことなんて津南君にまで頼んで調べる義理はないと思うからね。剣心の為にはどんなことでもやってあげたいんだね〜、左之ぉ〜〜。健気な奴。

そして問題の上野山!ここでの左之の反応は見てるこっちの方が思わず照れてしまいました。あんなに素直に赤くなってくれるなよ。そりゃ剣心に頼りにされて嬉しいのは分かるけど、それにしても突っ込みも入れなくていいような照れかたしないでぇ〜。で、剣心と時雨が闘っているとき、剣心のこと見る目がホントに嬉しそうなんだよね。何もあんなに誇らしげに見てなくてもいいって。

時雨は厳達との思い出しか見てないし、左之は目の前の剣心しか見てないし。なんにも考えていないのは(いつもの如く)剣心だけか・・・。kenn.gif

今回、斉藤さんはあんまり出て来ませんでしたけど、剣心と最初に横浜の雑木林で会った時の双方の会話は面白かったです。斉藤さんと相対している時の剣心はちょっと意地悪そうで私は結構好きなんですよ。あんな口、相手が薫ちゃんや左之だったら多分間違ってもきかないですからね。あの2人は幕末からの腐れ縁だし。剣心って実は案外ああ言う雰囲気の話し方とかするのかも知れないなぁ〜なんて思ったりもしてますね。見かけはあんな?でも実際は世の中こなれて渡ってきた28の男だしぃ、長州藩に世話になっていたこともあるしね。嫌みの一つや二つ言うよね。

この映画、最初は普通に見ていたんですが、何度も映画館に足を運ぶうち、どうも変な視線で見るようになっちゃいました。そして今回発売されたLD見たらそれに拍車がかかってしまったようです。結局この映画、かっこいい男(見栄えのする男ども)が多すぎるんですよ。しかもみんな少年じゃない一端の年齢だし……。まあ、そんな風に見ても楽しかったですってことで、戯れ言感想なぞ書いてみました。こんなだらだらした文章、ここまで読んで下さってホントにご苦労様でございました。

挿し絵も描きましたが似てなくてすいません。時雨も左之も初めて描いたんですよ。失礼しました!左之のつんつん頭なんか描けない(泣)



bouzu.gif       普通の映画感想へ戻ります